AVアンプ設定ミッション6
原因不明だったノイズ音の発生タイミングと音声信号の種類も分かることができましたが、今の自分の状況では何もできないのでDENONのサポートに問い合わせる前に、なにか確認する方法はないかと考えたところ。
じゃぁ、前に使っていたONKYOのアンプに接続して確認することと、PCモニターにスピーカーが搭載されているので、モニター直刺しで確認と、2つの確認方法でノイズ音が発生するか、確認することにしました。
前に使っていたアンプは、左のスピーカーからしか音が出ないので、左のスピーカーのみを一時的に接続して、確認してみたところ、ノイズ音は発生しませんでした。けっこう30分ぐらい、一時停止や早送りをしつこいぐらいやりましたが、事象の再現は確認できませんでした。
私が以前使っていたアンプは、入力されている音声信号を確認する機能がないため、一時停止時にどんな信号が入力されているか、分かりませんが、ノイズ音が発生しないところみると、どうもHDMIのデータのやりとりで、変な信号を無視して、PCM2chで信号を出力している感じです。
では、次にモニターに直刺しして、モニターのスピーカーからノイズ音が発生するか、確認してみました。私が使用しているモニターは、フィリップス製品で型番328P6VJEB/11という4Kモニターですが、スピーカーは、おまけのような機能なので、アンプより良い音は出ませんが、確認のため接続してみました。
Philips モニター ディスプレイ 328P6VJEB/11 (31.5インチ/4K/4ms/5年保証)
- 出版社/メーカー: Philips(フィリップス)
- 発売日: 2016/11/05
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログ (1件) を見る
今までモニターのスピーカーは使ったことはなく、はじめてでしたけど、案の定、ノイズ音は発生しませんでした。この本体付属のスピーカー機能も、音声情報は確認できないので、憶測になりますが、どんな変な信号だろうが、無視して、PCM2chの音声を出力している感じです。
ここで、DENONのアンプではノイズ音になるのに、ONKYOのアンプとモニターのスピーカーからはノイズ音が出ないのだろうと思い、まずは、モニターのフィリップスのサポートに問い合わせてみました。
私の質問の仕方が悪かったのかもしれませんが、HDMIのEDIDデータは、「一般ユーザーには公開していない情報のため、回答できません」と言われました。
たしかに、HDMI端子のある機器の仕様には、データのやりとりを行うEDID情報は公開していないので、まぁ仕方ないかぁと思い。
次にONKYOに問い合わせてみましたが、これも同じく、「一般ユーザーに公開していない技術内容は、お答えできません」と、「やっぱりなぁ~、普通は回答してくれないよなぁ」と。
もう、これで自分でできる事は、一通りやったからDENONに問い合わせてみるかぁと思いましたが、ここでフッと思ったことが。
DENONのアンプを紹介してくれた、ヨドバシカメラのDENONの社員の方がサポートより、詳しいことを知っているじゃないかな?と思い、より良い情報を得られるのでは?と淡い思いを抱き、翌日、ヨドバシカメラに行って、話をしてみることに。
AVアンプ設定ミッション5
原因不明のノイズ音の発生するタイミングを調べて、やっと2週間程かけてタイミングが分かりましたが。
前の記事にも記載していますが、別にノイズを拾っているのではなく、音自体がノイズ音のようになってスピーカーから音が出てる感じなので
ネットで、「HDMI ノイズ音」で検索してみましたが。
これといった情報はなく、今度は「HDMI 音声」で検索してみると、あるブログにHDMIのデータ制御にEDIDデータのやりとりの記事を見つけました。
私なりの解釈ですが、HDMI機器接続時に、EDIDというデータ内に、映像データとして解像度(1920×1080)やメーカー名、音声データ等のデータのやりとりをしており、そのデータのやりとりに失敗すると、うまく決まった解像度で映像が表示されなかったり、音が出なかったりするようで。
そのデータのやりとりをEDIDハンドシェイクと呼んでいるようです。
私の環境化では、そのEDIDハンドシェイクのトラブルが出て、ひかりTVからのPCM信号を変なPCM信号をアンプ側に送っているところまでは、なんとなくわかってきたのですが、どんな信号を送っているかが分からないため、アンプのAVR-X550BTのダウンロードしたマニュアルを隅々まで、目を通してみました。
こういう時って、紙のマニュアルの方が読みやすいと個人的に思いますけど、前のONKYOのアンプは紙のマニュアルだったので、分からないことがあれば、すぐに見れるのが紙の良さだと思うのですが。
じっくりマニュアルを読んでみると、本体前面にある「STATUS」ボタンを押すと、入力されている音声情報が表示されるようで、押してみると信号の種類やFORMAT(2chか5.1ch等)のデータ表示されました。
2枚目の画像のFORMAT 2/0/.0の意味は、フロントスピーカー2台から音を出力しているということで、2と表示され、これにセンタースピーカー1台追加して出力すると、3になります。
次の/0の値は、サラウンドスピーカーを指しおり、私自身のサラウンドスピーカーは2台設置していますが、この時はサラウンドスピーカーからは音を出力していないため/0と表示されます。
最後の/.0の値は、重低音専用のサブウーハーを示していますが、サブウーハーは接続していない状態なので、/.0と表示されます。
じゃぁ、ひかりTVの録画している番組を再生し、一時停止してノイズ音になる状態にして信号を確認するとPCMと表示され、FORMAT値はどういう表示になるかというと
FORMAT 3/4/.1と表示され、これっていわゆる7.1ch信号を送っているというのが、分かりました。
あきらかに、おかしい信号をひかりTVが出力し、アンプ側は素直にその信号を受け取っているが、AVR-X550BTは5.1chまでしか音声出力できないため、アンプ側が頑張って、出力した結果がノイズ音として出力されたというのが分かりました。
結果として、録画された番組を一時停止すると、PCM信号2chが7.1chになって、アンプに出力されたという事になりますが、これって正常な状態なのか、分からないため、後日、DENONサポートに問い合わせることに。
AVアンプ設定ミッション4
新しいひかりTVチューナーST3200に交換しても、トラブル事象が再現し、原因解明の長い旅が始まりました。
なぜ?高域音のノイズ音が出るのだろうと、ネットで検索しましたが、これといった情報は一切なく、あれこれ悩みましたが。
とりあえず、もう一度、ひかりTVの設定を見直そうと電源をいれたところ、「ん?あれ?」今度はノイズ音が発生しませんでした。
あれ?なんでだろうと思いながらも、そのまま番組を約1時間程、垂れ流しで確認しましたが、まったくノイズ音は発生せず、普通に視聴することができましが、謎は深まるばかり。
今度は、録画していた番組をいくつか見ようと、1つ目の番組を観て、ノイズ音は発生せず、停止して次の番組を観ようと再生した瞬間、ノイズ音が発生!!
え?なんで?と、ますます謎が深まるばかり。
もしかして音声設定がPCMではなく、AACにしたら直るかなぁと思いつつ、AACに変えても、ダメ。
一体、なんのタイミングでノイズ音が発生するのだろうと、2週間程、あれこれやってみましたが、原因が、まったく分からない状態が続きました。
数日経ったところ、検証のために録画していた番組を観ていた時に、ノイズ音が発生し、この時!!やっと発生するタイミングが分かりました。(ちょっと遅すぎでしたが)
私自身、ひかりTVはリアルタイムでは視聴はせず、予約録画をしている番組を、いつも後で観ており、CMが流れるタイミングで、いつも一時停止をして早送りをしていました。この一時停止、早送りをすると、映像は映っていますが、どうも音声が変に変わってノイズ音が出るようです。
自分でも気付くのが、遅すぎ!と思いましたが、まさか一時停止や早送りをするとノイズ音が発生するとは、思いもしませんでした。
でも、まだ謎が一点残っており、起動時にノイズ音が出る時と出ない時があり、この謎も解けました。
通常、ひかりTVがスリープ状態(リモコンによる電源オフ)からの起動だと、少々時間がかかり、以下の画像のようにモニタに表示されます。
この表示の時に音声は流れていないが、この時点でノイズ音になるPCM音声になっているようです。
じゃぁ、起動時にノイズ音が出ないパターンは、ひかりTVチューナーの起動はスタンバイ状態からの起動だと、起動が早くノイズ音が発生しません。
このスタンバイ状態というのが、通常スリープ状態ですが、予約録画している時に自動でスタンバイモードになり、また電子番組表を定期的に取得する時に自動でスタンバイモードになるようです。
私がリモコンで、電源オンにした時が、偶然、スタンバイ状態だったために、ノイズ音が発生しなかっただけで、とりあえずノイズ音の発生するタイミングが分かったが、なぜノイズ音になるのかが分からないため、HDMI接続時の信号のやり取りに問題があるのだろうと思い、また、ネットで検索して情報を見つける長い旅になります。
AVアンプ設定ミッションの前に、ひかりTVって何?
AVアンプ設定ミッションの記事に何度か、ひかりTVという文言を記載していますが。
知らない人にも、わかりやすく、ちょっとひかりTVについて説明したいと思います。
ひかりTVというサービスは、簡単に言うとネット回線を通じて、衛星放送のスカパーの番組を視聴できるサービスです。
2019年8月の現段階では、会員数300万人突破しており、おそらく多くのユーザーに利用されているかと思います。
通常、スカパーの番組を視聴するには、スカパーと契約し、衛星方法用のアンテナを設置し、専用チューナーを購入しないと観れないというちょっとハードルが高く、数年前からネット回線を利用してスカパーを視聴できるサービスも始まりましたが、初期投資額がちょっと高いのです。
(現時点での情報を調べてないので、違いはあるかと思いますが、当時はチューナレンタル費、録画するための機器が高い)
それに対し、ひかりTVは、一部限定ではありますが、ネット回線がNTTが提供しているフレッツ光(一部の地域を除き、NURO光でも可能)の場合、受けられるサービスで、視聴するにはひかりTVを運営しているPlalaもしくは、提携しているプロバイダと契約するだけです。
契約をすると、まずは視聴するための専用チューナーが送られて、チューナーの初期設定をし、LANケーブルを差し込んで、PCモニタ orTVのHDMI端子に接続すれば、すぐ見られるようになっています。
じゃぁ、録画したい時はどうするの?というと、チューナーにUSB端子があるため、外付けHDDを接続をすれば簡単に録画できます。
【Amazon.co.jp限定】BUFFALO 外付けハードディスク 4TB テレビ録画/PC/PS4/4K対応 静音&コンパクト 日本製 故障予測 みまもり合図 HD-AD4U3
- 発売日: 2018/03/23
- メディア: Personal Computers
チューナーは、当時はレンタルのみで月々500円で利用でき、現在では買い取りタイプもありますが、個人的にはレンタルで十分かと思います。
視聴できる番組プランも、ほぼスカパーを同じで、50チャンネルもあるので、自分好みのチャンネルはあると思います。
私自身は、アニメ専用のアニマックスや海外ドラマのFOX、AXN、スーパードラマTVを観ています。
当時はコンテンツが少なかったですが、今では多くの他のサービスもあり、最新映画などレンタル、購入して観れるサービスがあるので、地上波の番組に飽きた方や、専用のチャンネルが見たい方であれば、楽しめるサービスかと思います。
www.hikaritv.net
AVアンプ設定ミッション3
原因不明のノイズ音の原因が分からないため、とりあえずDENONのサポートに電話してみると。
はじめに電話に出た方は、女性のオペレーターの方でトラブル内容を話すと、「少々お待ち下さい」とのこと。
次に出た方は男性の方で、おそらく詳しい技術者よりの方で、再度、内容確認のため、トラブル内容を話すと、「AVR-X550BTでは、そのような報告はあがっていません」との事。
但し、ごく稀にモニター側が4K対応で、出力側(私の対応機器ではひかりTVチューナー)が4K非対応の場合、うまく画像が表示されなかったり、音声が出ない事象があることから、「ひかりTVに問い合わせて、4K対応チューナーに交換してもらえるか、問い合わせてみて下さい」、「もし交換してもらえるのであれば、4K対応チューナーで事象が再現されるか確認してみて下さい」との回答でした。
この回答は、あくまでもAVアンプ側に問題がないことが前提となっている回答で、DENONとしては、問題はチューナー側でアンプは問題ないというスタンスです。
電子精密機器には、ごくまれに初期不良があり、私自身、初期不良なのでは?と思いましたが、とりあえず今度は、ひかりTVのサポートに電話するにしました。
ひかりTVの電話受付時間は19時までで、まだ時間的に大丈夫だったので、すぐに電話をして今回の事象を伝えると、はじめは女性のオペレーターの方が出ましたが、次に出た方は男性で、詳しく機器を把握しているような方で、無償で現在使用しているチューナーST3200と同じチューナーを手配しますとの事。私としては4K対応の新しいチューナーに交換してほしかったのですが、サポートの方がいうには、現在使用しているチューナーの故障を疑い、まずは新品のST3200と交換して、それでも事象が再現されるのであれば、その時に連絡を下さいとの事でした。
無償で交換対応してくれるのは有難いが、ノイズ音の原因が分かっておらず、以前のONKYOのアンプでは発生していない事象なので、「交換するだけで直るのかなぁ」と疑問をもってましたが、手際のよい対応で二日後には新しいチューナーST3200が届き、現在使っているチューナーと交換してもらいました。
ひかりTVの運営は、NTTグループ会社のplalaが運営していますが、思っていたよりも手際がよい迅速な対応で箱にはワレモノ注意のシールが貼ってあって、これは大丈夫だろうと思い(勝手な思い込み)、そのまま初期設定をして、念のためアンプのボリュームをゼロにして、いざ起動してみると。
またしても、高域音のノイズ音が発生!!
撃沈
もうこれは、原因を突き止めないと交換しても、また再現する可能性が高いなぁと思い、原因解明の長い旅に出ることに。
AVアンプ設定ミッション2
悲劇は、突然起こりました。
AVアンプの設定が終わり、各HDMI機器の動作確認を終えて、いざ、ひかりTVで録画していた番組を観ようと、リモコンでひかりTVの電源をオンにして、モニターに映った瞬間に、突然、高域音のノイズ音が発生しました。
この時、あまりにも高域音だったため、アンプが壊れると瞬間的に思い、アンプのボリュームを下げようと手をボリュームツマミに伸ばした瞬間に、アンプの電源が、「プッツン」と音をたてて落ちました。
ここまでの時間は、1秒にも満たないほどのホントに一瞬の出来事でした。
これはもしやアンプの保護回路が働いて、自動で電源が落ちたっぽい感じで。どうしようかと悩み、しばらく電源コンセントを抜いて、完全放電させてから、再度、電源をオンにすると、無事にアンプは起動したので、やはり保護回路が働いて、電源が落ちただけなので、故障はしてなかった感じです。
問題は、なぜ?高域音のノイズ音が発生したのかが、分らなく、けっこう悩みました。とりあえずボリュームをゼロにしてから、ひかりTVを起動させると、音量がゼロにも関わらず、ノイズ音が聞こえますが、ボリュームをゼロにしたおかげで、ノイズ音は小さく、これはノイズをどこからか拾ってるわけではなく、音声に問題があるのでは?と思い、ひかりTV本体を工場出荷状態に戻ず初期化をしてみましたが、相変わらず、ノイズ音が発生します。
これは、音声の設定に何かあるのかと思いましたが、ひかりTVの音声設定は、PCMとAACしかなく、また音声出力はHDMIで出力していますが、光ケーブルでも出力できまるように光ケーブルの出力端子があるだけで、PS4やXboxOneのゲーム機のように、音声をHDMI or 光出力といった選択画面はなく、AV機器のトラブル対応知識がないため、とりあえず、後日、サポートの問い合わせることにしました。
AVアンプ設定ミッション1
アマゾンで注文してから二日後、無事に商品が届きました。配送業者はヤマト運輸で軽そうに抱えていたので、実際に受け取ったら、意外と重かった。
電子精密機器はアマゾンでは、基本、注文しないので、久々に購入しましたが、昔にXbox360を注文以来なので、久々に購入したが、電子精密機器って衝撃に弱いので、取扱注意等のシールが貼られているのが一般常識かと思ってましたが、なぜか、貼られてなかったので、「大丈夫かなぁ」と思いましたが。
実物を実際に見ていましたが、意外と箱がデカイ。Switchと比較するのも変だが、以前に使っていたONKYOのアンプの箱よりもデカかった。
中を開けると、衝撃から守るたのめに、発砲スチロールで覆われており、中から出すのを、ちょっと一苦労。
付属品として、リモコンやセットアップに必要な計測用マイク等がはいっており、マニュアルははいってなく、簡易なマニュアルのみでした。
今の時代、アンプもマニュアルはネットでPDFをダウンロードしてみるタイプで、マニュアルを見ないとセットアップ方法がわからないので、マニュアルをダウウンロードして、マニュアル通りにセットアップを開始。
計測用マイクを繋いで、視聴する位置にマイクを置いて、各スピーカーから音が出るのを確認し、最適な視聴位置を計測して、とりあえず無事にセットアップは終わりました。他社のアンプは知りませんけど、この計測用マイクで計測位置を測るのは、ほぼ標準っぽいですね。
とりあえず、セットアップは終わったけど、今度は、PCと接続して音が出ることの確認と、各HDMI接続機器を接続して映像と音が出ることの確認をすることだけど、まぁきちんと接続していれば、映像も音も問題はないですが。
PCの映像接続はDPケーブル接続なので、音声だけアンプの光デジタルケーブルに接続して、音が出るのを確認して問題なし。
次にHDMI機器ですが、PS4Pro、XboxOneX、ひかりTVチューナーと3つあり、一応、確認のために個々に起動させ、映像と音の確認をして、とりあえず、全ての機器の確認は無事に終わりました。
無事に確認作業が終わり、ちょっと休憩して数時間後に、録画していたひかりTVの番組を観ようとひかりTVの電源をオンにしてから、悲劇が始まりました。